今回は教会内にある装飾品を見ていきます。
まずは、床のタイル模様です。
1cm四方ほどの細かいタイルで絵柄を作っています。
繊細なモザイクタイルです。
ミラノのマリア像です。1248年大聖堂の火災で失われますが、現在の像は1290年のものだそうです。現在見ることができる彩色部分は19世紀のものですが、冠は当時のものだとか。
この祭壇には受胎告知の場面が描かれています。「町の守護聖人の祭壇」と呼ばれているそうです。
ちなみに、この祭壇がこうやって閉じられた状態なのは、イースター前とクリスマスのときだけだそうです。
それ以外のときは、扉が開けられた状態で、聖三賢者が訪れる場面(東方三博士/マギの礼拝)が見られます。扉が開いているときの様子も見たかったものです…。
柱の模様にも注目。
教会の奥には、礼拝堂という区切られた小部屋がいくつかあり、それぞれにケルン大司教などの墓石が納められています。
奥に見えるのは、「東方三博士」の聖遺物を納めた聖箱です。この聖堂で大切にされてきたものです。